杵築の魅力

木付やの原点

2019.12.12

昭和44年に独立し、杵築にお店を構えて50年。
いつも「手拭い」を頭に巻いて仕事をしていた義父。地元でもお馴染みの「手拭い」だ。
仕事の時だけ。いいえ。朝起きたら「手拭い」、仕事が終わっても「手拭い」、実は、 休みの日でも「手拭い」(笑)義父の「トレードマーク」。
20代で親戚が経営する別府の土産卸問屋で働き、軽トラで九州を走り回りながら 菓子製造のノウハウを学ぶ。30歳で独立し杵築で商売を始める。

作るのは義父だが、もっぱら味の決定権は義母。どんなに頑固な義父でも義母の 「GOサイン」が出なければ世に出ることはない。ほとんど表に出ることはなかった義母だが、この義母には頭が上がらなったのは事実。そして大好きだったはず。
「生涯現役」。今は少し歩くことも昔ほどではなくなってきたが、つい先日、病院受診に行こうと 迎えに行ったら「手拭い」巻いてる。(笑)義父にとってはいつまでも「職人」なんだ。